一般社団法人日本毒性学会,THE JAPANESE SOCIETY OF TOXICOLOGY

English
HOME

刊行物/学会編集書籍

★〔新版〕トキシコロジー

「〔新版〕トキシコロジー」初版および2刷の訂正とお詫び 
本書初版および2刷の記述に誤りがございました。謹んでお詫び申し上げますとともに、ここに訂正申し上げます。

 正誤表はこちら→ 初版用(PDFファイル198KB)、2刷用(PDFファイル175KB)、文献(初版・2刷共通、PDFファイル325KB)

著者名:日本トキシコロジー学会教育委員会/編集
出版社名:朝倉書店
発行日:2009年07月
ページ数・版型:408P・B5
ISBNコード : 978-4-254-34025-9
価格(税込):10,500円

 旧来の「毒性学」を、地球環境や社会的問題などを含む学際的見地からとらえ直した新しい学問領域「トキシコロジー」の標準的テキスト。
 国際認定制度に基づくトキシコロジスト認定試験の内容に完全準拠。
 2002年出版の赤本を改訂し、全章を見直すとともに、新たに「毒性オミクス」と「バイオテクノロジー応用医薬品特異的な毒性の問題」を追加。

 毒性学会員は会員価格(税込9,500円)となりますので、ご希望の方は教育委員会事務局まで①氏名②会員番号③送付先住所④電話番号⑤冊数を明記の上、メール(jsothq@jsot.jp)又はFAX(03-6267-4555)にてお申し込み下さい。

【内 容】
1.毒性学とは
毒性学の領域/毒性物質の分類/用量反応関係/毒性発現様式/毒性発現に影響する因子/相互作用
2.毒性発現機序
毒物の暴露部位から標的部位への配送/究極毒性物質と標的分子との反応/細胞 の機能障害と毒性/細胞の修復と修復8障害
3.動態・代謝
膜輸送/吸収/分布/代謝反応/排泄/トキシコキネティクス
4.リスクアセスメント・リスクマネージメント
有毒性評価/暴露評価/リスク判定/リスクマネージメント/リスクコミニュケーション
5.化学物質の有害作用
医薬品/化粧品/食品、食品添加物、食品汚染物質、飼料添加物/農業/工業化学物質、粉じん、金属、環境汚染物質/天然毒性物質/放射線物質、紫外線
6.臓器毒性・毒性試験
一般毒性/安全性薬理試験/遺伝毒性/発がん性/生殖発生毒性/呼吸器毒性/神経行動毒性/免疫毒性/皮膚・粘膜毒性/血液毒性/循環器毒性/消化器毒性/肝毒性/腎毒性/内分泌毒性/運動器毒性、感覚器毒性
7.環境毒性
生態系/環境汚染に関する法規と法で定められた環境毒性物質/環境汚染に関する国際的な取り組み
8.臨床中毒学
中毒物質/患者の治療
9.実験動物
毒性試験に用いる実験動物/実験動物の管理/実験動物に関する基準/毒性試験と動物福祉
10.毒性オミクス
毒性オミクス/遺伝子発現解析(トキシコゲノミクス)/タンパク質質発現解析(トキシコプロテオミクス)/内因性代謝物解析(トキシコメタボロミクス)/展望
11.統計学
試験の目的と毒性試験の統計解析の考え方/計量データの解析/係数データ(2値反応変数)の解析/毒性試験に固有な統計解析手法
12.バイオテクノロジー応用医薬品特異的な毒性の問題
バイオテクノロジー応用医薬品(バイオ医薬品)とは/バイオ医薬品の物質的な特徴と品質・安全性確保の基本原則/ICH S6ガイドライン/試験デザインに関する一般的留意点/個別非臨床試験に関する留意点

★トキシコロジー用語辞典

編著 日本トキシコロジー学会/編
出版社名 : (株)じほう
発行日 : 2003年07月
ページ数・版型 : 480P A5
商品コード : 31381
価格(税込) : 10,500円
http://www.jiho.co.jp/shop/goods/goods.asp?goods=31381

 近年、トキシコロジー分野での研究が著しく進み、専門用語を解説した用語事典の必要性が高まっています。

 本書は、日本トキシコロジー学会による、延べ120名の専門家・編集委員により、3年以上の歳月をかけて用語の選択と解説の執筆を行っていただき、発刊いたします。

 内容は、総合的事典として、重要かつ繁用されるトキシコロジー(毒物学)関連用語約3,800語を収録し、さらに、トキシコゲノミックス、ファルマコキネティクスなど、最新の領域も含め、活用の幅を広げています。

  専門家による用語解説を50音順に配列し、さらに用語の検索に便利な分野別一覧・英名索引を設け、活用しやすくまとめました。

★キャサレット&ドール トキシコロジー

原著編集 : Curtis D. Klaassen, Ph. D (University of Kansas Medical Center)
総監訳者 : 仮家公夫・高橋道人・野口英世・佐藤哲男
発行日 : 2004年11月25日初版発行
ページ数・版型 : 1,392頁 A4 上製箱入
ISBNコード : 4-914903-99-7
定価(税込) : 39,900円

「キャサレット&ドール トキシコロジー 6版」書評
堀井 郁夫(ファイザー(株)中央研究所)

 トキシコロジーは、多様性のある科学領域(Diverse Science Discipline)を網羅しうる学問分野であり、毒性学・中毒学のみならず生物学、生化学、生理学、薬理学、解剖学、病理学、遺伝学、発生学など多岐にわたる科学事項を包括するものである。学問の展開対象も医薬品、農薬、食品、添加物、化粧品などの毒作用、毒性物質の環境、生態系への影響など広範囲にわたるものである。

 本書 の原本は、“Curtis D. Klaassen ed. : Casarett and Doull’s Toxicology: The Basic Science of Poisons 6th. ed.”で、これらを包括しうる成書であり、科学の発展に従い改訂しその版を重ねてきているものである。

  このような背景から鑑みて、本書がトキシコロジーについて網羅的な解説を加えている事から、本書の日本語翻訳本が提供される事は本邦におけるトキシコロジーを広く深く学究する徒に一光を投げかけるものになる書である。

  第一部の総論では、トキシコロジーの歴史、展開、毒作用の基本とメカニズム、リスクアセスメントについて、第二部ではトキシカントの生体内動態(吸収、代謝、分布、排泄)について、第三部では非器官毒性として化学発癌、遺伝毒性、発生毒性について解説をしている。本書の骨幹を占める毒作用については、第四部に器官毒性として血液、免疫系、肝臓、腎臓、呼吸器系、神経系、眼・視覚系、心・血管系、皮膚、生殖系、内分泌系についての毒作用発現に関して詳細な解説がなされている。第五部に毒性物質(農薬、金属、溶剤・蒸気、放射線・放射性物質、陸棲動物、植物)について、第六部に環境(大気汚染、生態環境)トキシコロジーについて言及し、第七部として応用トキシコロジーとして食品・毒物分析・法医・臨床・職業・規制などとの関連が記述されている。

  近年の著しい科学・技術の発展に伴いトキシコロジーの科学領域での進展には目まぐるしいものがある。本書に掲げられている事項はトキシコロジーの基本を構築するものでありその学究的価値は高く、それを糧として更なる学究活動をする者にとって重要な一助となる書であることは言うまでもない。

PAGE TOP